Tournament article

東海クラシック 2000

この日、午後1時30分ごろに起きた鳥取西部地震

鳥取出身の高木祐二「プレー後にそんなことが待っているなんて…」

 この日、午後1時30分ごろに鳥取西部で起きた、震度6強の地震の揺れは、ここ三好 CCでも感じられた。
 クラブハウスは数秒間、横揺れし、また、コースにいた観客の中には、「松の木が揺れた。地面もなんとなく、不気味な感じで揺れて、なんだろうなと思った」と話す人もいた。

 鳥取県八束郡・宍道町出身の高木祐二(=写真)はこの日、午後スタート。
 地震のときは、ちょうど6番ホールプレー中だったが、地震のことはまったく知らずに通算2アンダー16位でホールアウトし、「そんなことが待ってるなんて…」と絶句。
 「僕がいま住んでるのは大阪だけど、鳥取には実家がある。父や母、弟夫婦が生き埋めになってるかもしれない」と慌てて電話で安否を確認した。
 電話口には元気に、母・よし子さんが出て、「実家から震源地は50キロ離れていたし、揺れは大きかったけど、それほど被害はない様子でした。本当によかったです」と無事がわかってホっと胸をなでおろしていた。

 ただ、研修生時代にお世話になった練習場は、電話が通じず、「今から急いでホテルに帰って、テレビで確認してみます」とコースを後にした。