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久光製薬KBCオーガスタ 2000

「僕も福岡!!」

故郷に後援会もできたという藤田寛之が3アンダーでまわって存在をアピール。

 「福岡県人っていうと、最近じゃあ、すぐに手嶋(多一)さんと野上(貴夫)。でも、実は僕も福岡県出身なんですよ」と藤田が口をとがらせた。
 静岡県の葛城GCに研修生として入って以来、現在までずっと静岡県在住。そのせいで、静岡県出身のプレーヤーと思っているファンも多いようだが、生まれ故郷はここ、福岡なのだ。最近は、地元に藤田の後援会もできたそうで、「応援してくださるみなさんのためにも、そろそろ結果を出さないとね」と、張り切っている。

 この日は、前半の16番から3連続バーディを奪うなどスコアを伸ばして首位と2打差の3アンダー、7位タイとまずまずの位置でスタートし「欲を言えばもう少し伸ばしておきたかったけど、僕にしては良い感じです」と、ニッコリ。

 ひとつ心配なのは、最近、原因不明の体のむくみに悩まされていること。
 「今日もちょっと調子が悪かった。スタート前の練習のときから異常なほど汗が出るし…病院で検査を受けてなんともないって診断は出たけど、やっぱり病気かもって今日はちょっと心配になりましたよ」と汗のしたたるシャツをつまんでみせた。

 明日以降も猛暑が予想され、体調面に不安は残るが「スコアの伸ばし合いの試合になるとパワーのない僕は置いていかれて不利だけど、今日みたいに3アンダーずつ確実に伸ばせていけたら、チャンスはあるかも。優勝…は無理かもしれないけど、できるだけ粘って頑張りたい」と、藤田は上位進出を誓っていた。

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