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宇部興産オープン 2000

▼ コース紹介 会場の『宇部72カントリークラブ江畑池コース』

6月のJGTO TPCイーヤマカップで、グラダー夫人と来日したときのヘギー氏。同じく、へギー氏が手がけた同大会の会場『ホウライカントリー倶楽部』も、高い評価を受
設計ロバート・ボン・ヘギー氏が手がけたニューコース

 第29回目をかぞえる宇部興産オープンは、これまでおなじみの「宇部カントリー倶楽部万年池コース」から、この秋開場の『宇部72カントリークラブ江畑池コース』へと開場を移して開催される。

 『宇部72カントリークラブ江畑池コース』は、世界的に著名なコース設計家、ロバート・ボン・ヘギー氏の手によって、江畑池を包む深い森の中にレイアウトされた。
 総面積67万坪、高低差30メートルの広大な丘陵地に展開される18ホールズ。豊かな自然をありのままに残しながら、大胆かつ個性的なチャンピオンコースが誕生した。

 ヘギー氏は、「光と陰のマジシャン」と呼ばれ、変化に富んだマウンドや池を絡めたコースデザインに定評がある。一見、難コースと見られがちなレイアウトは、実は「プロフェッショナルにはチャレンジしがいのある、アマチュアにはハンディキャップに応じた楽しみ方ができる」との設計コンセプトで貫かれている。
 この新コースを初めに制するのは誰か。注目が集まる。

★ ロバート・ボン・へギー氏
 米国テキサス州出身。フロリダのドラール・ゴルフリゾートを設計したことで有名な、ディック・ウィルソン氏に師事。ヘギー氏の手がけたコースには、米ツアーのドラール・ライダー・オープンの会場となっているブルーコースやシェル・ヒューストン・オープンの会場のTPCウッドランズなどがある。
 日本では、1977年開場の河口湖カントリークラブ(山梨)をはじめ、西那須野カントリー倶楽部、桂ケ丘カントリークラブ(茨城)、有馬ロイヤルゴルフクラブ(兵庫)、セントラル福岡ゴルフ倶楽部(福岡)などがある。