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日本プロゴルフ選手権大会 1999

大会ボランティア・大活躍!!

 今大会も、4日間延べ700人のボランティアが、キャリングボード(移動式速報板)や、マーカー(スコアチェック)、観客整理など各パートについて、競技・運営を支えている。

今回参加のボランティア最年長は、田中一雄さん、76歳。練習場のボール出し業務を担当している。
同コースで開かれた5年前のフィランスロピートーナメントでも練習場の整理員として活躍。
「私は、ゴルフはしないんですけれども、こうしてプロがたくさん集まる大会に来れるのが楽しくてね〜」と、今年も再び参加して、お仕事を楽しんでおられた。

一方、ボランティア最年少・男子の部は、地元・山代中学校1年生の池田崇宏くん(15歳)。
12番グリーンそばで、観客整理を担当している。
池田くんは、6年前からゴルフをはじめ、現在、ジュニアで活躍中。
「プロのショットを生で見たい」とボランティアに志願した。
好きなプロゴルファーは田中秀道。
「ボクはいま身長156センチで、学校で1番小さいんです。だからよけい、カラダが小さいというハンディを乗り越えてがんばっている田中さんはすんごくかっこいいと思う。ボクもあんなプロになりたいんです」と、ホンモノの田中プロを見て、感動しきりだった。
池田くんのトレードマークは、ナイキのシンボル・スウォッシュマークに刈りこんだ頭髪。
「きょうのために念入りに刈ってきました」と、照れていた。

 女子・最年少は、三津桃子さん。同じく地元金沢市立港中学校2年の16歳だ。
三津さんは2日目に、桑原克典、細川和彦、深堀圭一郎の組のキャリングボードを担当。
18ホールをプロらと“ラウンド”するうち、特に、桑原プロの人柄に感動したという。
「あれこれ、あたしにも声をかけてくれて、すんごいイイ人!愛想がいいんですよ〜。顔もかっこいい!」と、にわかファンになってしまった。
「ほんとうは、田中さんとか丸山さんとか好きなんですけど、あまりにもファンが多くて近付けないんです〜」と、3日目は1番ティーそばで観客整理をしながら、気もそぞろ。
業務終了後はスタッフジャンバーを脱いで、「コースを見に行く!」と張りきっていた。

ゴルフツアーは、このような、ボランティアの方々の熱意に支えられ、成り立っています。

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