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アジアンツアー日本大会 キリンオープンゴルフ選手権競技 1999

4/24 決勝ラウンド1日目は中止

10時ごろ、スコアボードに、スタート時間変更のお知らせが出たバンカーにたまった水を、バケツリレーですくいだしロールドライやほうきでフェアウェーの水をはき出す作業
コース復旧作業は、早朝4時からスタッフ約100人総出で開始された。
昨日から35ミリ以上の雨が振り続き、コースのところどころには、かなりの水たまりが出来ていた。
スタート予定を3時間遅らせ、フェアウェーにはロールドライ(水を吐き出すためのローラー)がかけられたり、バンカーにたまった水をバケツですくってかき出すといった、地道な作業が続けられたが、その間も雨はいっこうに止む気配を見せず、むしろときおり激しく吹き付けて復旧は困難を極めた。
11時30分、大橋一元競技委員長は、決勝ラウンド1日目(大会3日目)の中止を決定。
競技は54ホールに短縮される。
なお、今大会の規程は最低54ホール消化で競技成立とされているため、万一、4月5日(日曜日)の最終日も競技不可能となれば、予備日に定めれている6日(月曜日)に持ち越される場合もある。

最終日は、9時50分にティーオフ予定。

競技委員長・大橋一元氏
「開催の一週間前から、悪天候が続いており、コースコンディションが完全ではなかったところに、昨日から降り続いた雨で、特に中央が低くなったホールのフェアウェーでは、中央地点にかなりの水たまりが出来てしまっている状態でした。
仮にカジュアルウォーターなどを適用して試合を強行しても、ドロップする箇所もないとか、フェアウェーの端っこのラフにボールを落としたほうが得をするとか、不公平な状況が多々想定され、フェアなコンデイションでの競技は不可能だと判断し、中止を決定いたしました。
明日も若干、雨が残るようですが、今大会は54ホールで競技成立と決めており、多少、コンディションが悪くても、できるかぎり競技を続行したいと思っております」