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ダンロップフェニックス 1999

グレッグ・ノーマンはこの日63のベストスコアをマークして通算8アンダーまでスコアを伸ばしたが、ビヨンには及ばず

ホワイト・シャークが、本来の攻撃的なゴルフを展開した。15番ホールまででこの日、8バーディ、ノーボギー。「勝つチャンスもあるかと思ったんだが…」とホールアウト後、ノーマンは凄みのあるしゃがれ声で話した。
だが、次の16番でボギー。すぐに17番でバーディと取り返したものの優勝スコアには及ばず。通算8アンダー、4位タイに終わり、「どうも遅すぎたようだね」と、肩をすくめた。

3日目まで決まらなかったパットが、この日は好調だった。「昨日まではカップの上にばかりついたが、きょうはきっちり下につけることができたんでね。それにしても、今週のカップの位置は非常に難しかった」。

63は、この日のベストスコア。「もちろん、きょうのスコアには満足だし、1週間のゴルフに悔いはない。でも、やっぱり優勝争いには加わりたかったよ」とちょっぴり悔しげなノーマン。

一度は、「2000年には引退も考える」と語っていたが、手術した肩の経過も順調で、「2000年にむけての問題は、いっさいないね」と意欲たっぷりで宮崎を後にした。ホワイト・シャークはこれからも、切れ味鋭いゴルフで暴れまわり、ファンを楽しませてくれそうだ。