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リシャール・ミル チャリティトーナメント 2025
蟬川泰果がエース込みの最多3イーグルで急浮上「ここまで来たからには」ミラクルV 狙う
蟬川泰果(せみかわ・たいが)が愛妻の前でまた奇跡を起こした。
前半4番で、自身ツアーでは2度目となるホールインワンを達成した。
137ヤードのパー3でPWを握ったティショットは、ピン奥に着弾した。ボールがきゅきゅっとバックスピンを始めたその瞬間、グリーン奥で一部始終を見ていた妻の葵さんが大絶叫した。
「戻れーーーーー!」の掛け声と共にカップに滑り込んだ。
つい先日に夏休みを利用し、来月8月14日ー17日の「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」の会場「御前水ゴルフ倶楽部 (北海道)」を、プライベートラウンドした際にもホールインワンを披露し、興奮させたばかり。
夫婦でミラクルづいている。
さらにこの日は、左5ヤードのカラーからチップインした6番と、12メートルを沈めて2オンワンパットの14番とで、ツアータイとなる1日3イーグルを記録するなど、9アンダーの63で、前日の7アンダー、26位タイから、一気に通算16アンダーの3打差3位タイへと急浮上。
1600万円のツアーホール賞がかかった18番のパー5で、第3打を寄せきれずにパーで終了するなど「バーディが少なかった」と、3つにとどまったのはちょっぴ不服だったが、左に曲げた5番で3メートルの寄せワンパー。
「ピンチも多かったんですけど、いい形で切り抜けられたのはよかった」と、ボギーなしで回り切れたのはよかった。
前日のプレー後練習で、本大会の中継リポーターを務める大西翔太コーチにみてもらい、「ショットの良し悪しではなく、メンタル的な部分。もっと信じて打てば曲がらない」と言われて気持ちに余裕も生まれた。
今朝はきゅうきょ、ロフトを0.5度寝かしたパターにスイッチ。つかまりがよくなり、プッシュ気味のミスも激減した。
先月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で新婚後の初Vを飾り、そのV資格で出た欧州・DPワールドツアー「BWMインターナショナル(ドイツ)」ではきゅうきょ、葵さんのお兄さんにバッグを担いでもらうなど、家族総出の献身に、再び報いる大チャンスが来た。
「ここまで来たからには優勝を狙って、しっかり集中して回り切りたい」。
愛妻の前で今季2度目の勝利にむけ、がぜん気合が入った。










