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リシャール・ミル チャリティトーナメント 2025

香川友が初めての先生に【ゴルフ伝道活動】

最年少ツアーメンバー、16歳の香川友(かがわ・とも)がゴルフ伝道者として初めての“先生”に挑戦した。


 

 

子供たちにゴルフを通じた礼儀や思いやりといった高い道徳観や価値観、そしてその楽しさと素晴らしさを伝えるために2009年より続けている“ゴルフ伝道活動”。今年5回目となる本活動の今回の舞台は、今月31日より幕を開ける新規トーナメント『リシャールミル・チャリティトーナメント』の開催コースである石川県の能登カントリークラブから車で10分ほどの場所にある宝達志水町立志桜小学校だ。

『リシャールミル・チャリティトーナメント』はトーナメントタイトルにあるようにチャリティ活動を積極的に行っており、令和6年能登半島地震・豪雨の被災地支援やジュニアゴルファー育成もその活動のひとつ。本ゴルフ伝道活動もトーナメントと連携する形で実施された。

 

 今回その伝道者として選ばれたのは、昨年の中学校卒業時に最年少ツアープレーヤー登録を行い今季ツアーメンバーとして名だたるトッププロゴルファーたちと同じ舞台で戦う現役高校2年生で16歳の香川友、もちろんゴルフ伝道者としても最年少だろう。

志桜小学校を訪れ芝生で覆われたグラウンド見て「こういうのはいいですよね。転んでもケガしないですし。自然が好きなんです。」と笑みがこぼれる。 講習会を前に追いかけっこやジャングルジムで遊んでいた自分の小学校時代を思い出したようだ。


 


講習会がスタートし香川自身も初めてのスナッグゴルフ体験となったが、さすがはプロ。

初めて触れたランチャーもすぐ手になじませ、大迫力のフルショットやアプローチなどの小技を次々に披露、子供たちは目をパチパチ、歓声と共に拍手喝さいの大盛り上がりだ。一通りの練習の後、恒例となったガチンコ対決ではじゃんけんを勝ち抜いた松田周磨(まつだしゅうま)くんとの一騎打ち、参加児童の全員が周磨くんを応援し香川にとって完全アウェーで始まった対決は、香川が3打でゴール(カップイン)するも周磨くんは2打のハンデを生かして2打でゴール、見事にプロを打ち破り、スナッグゴルフ講習会はこの日一番の大歓声に包まれた。周磨くんは香川からご褒美のサイン入りキャップをもらって大喜びだ。



 


 

午後からの講話では、1歳からゴルフを始めたという香川の話にみんな興味津々、これまでの経歴の話から、「家にいるより外にいる方が好きなんです」と趣味である釣りやサーフィンの話まで多方面に話が膨らみ、子供たちからの質問もなかなか途切れず時間いっぱいまで香川先生によるお話しが続くことに。

最後には今回の小学校訪問のお礼にと子供たちから志桜小学校校歌の合唱をプレゼントされ、「みんなゴルフが好きってことがわかったし、元気いっぱいでしたね。すっごくパワーをもらいました」と大きな力を感じ、さらに講話終了後には全員からのサイン攻めに丁寧に対応しながら「頑張ってね!」、「応援に行きます!」と子供たちからこれ以上ないお土産をもらうことができた。


  

 


プロデビューから2年経つがまだツアートーナメントでの予選通過を果たせていない香川、『リシャールミル・チャリティトーナメント』には主催者推薦枠での出場を予定しており、「まずは予選通過を目標に、そしていい位置で終えられるように頑張ります」と強い口調で話しつつ、 初体験となったゴルフ伝道者の大役を担った経験を糧に、大会に向け開催コースである能登カントリークラブへコースチェックへと向かった。

 

『リシャールミル・チャリティトーナメント』はプロアマ大会が行われる開幕前日の30日(水)を含む5日間とも入場無料ですが、観戦には事前のご登録が必要です。🎫観戦のご登録

ぜひ会場にお越しいただき、香川プロをはじめとした選手たちの熱きプレーをご覧ください!