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ディライトワークスJGTOファイナル 2025
野澤竜次はL字パターで開眼?「やっとスコアが出せた!」
ホールアウト後は安堵の表情を見せた野澤竜次。
「やっとスコアが出せました」。この日は7バーディ、1ボギーの6アンダー64。とにかくパッティングが入りまくった。
野澤は今季レギュラーツアーとACNツアーの両方に出場。レギュラーツアーではなかなか予選通過ができず、ACNツアーでも予選は通るものの優勝争いには絡めていない。
「ずっとパッティングに悩んでいて。パターを何回も変えていたんですけど、今週は試合ではまだ使ったことが無いL字パターを使ってみたらそれが良くて!」
試合でL字パターを使用した記憶はないと野澤。ただ、今年の『i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘』で予選落ちがほぼ確定のスコアになり、あることを試した。パッティングがあまりに酷すぎて最後の9ホールをウェッジの歯で打つという奇行を試みたら、その週で1番入った。それを思い出して、ウェッジの歯と全く同じ感覚ではないが、L字型のフェースを開閉する動きがもしかしたらいいのかもと閃いた。それで今週思い切って投入してみたところ、見事にハマった。
「ランキング的には全然足りないので、本当に優勝か2位くらいしか20位以内には入れないんですが、逆に思い切ってできるので、明日からもこのスタートを活かしてプレーしたいと思います」。
元々爆発力がある選手なだけに、ちょっとしたきっかけでゴルフが一変する可能性は十分にある。本人の頭の中にはまだ優勝の2文字は存在していないかもしれないが、勝てる力は十分あるだけに明日のスコアが鍵を握りそうだ。













