2週間にわたるISPS主催の北海道シリーズが決着した。
誰が一番強いんだを問う主催者に、小平智（こだいら・さとし）が7年ぶりの復活Vで答えた。

最終組の4つ前で3打差の8位タイから出て、9アンダーの「63」で逆転した。

前半3つのバーディでターンをすると、後半12番から4連続バーディで単独トップに立ち、17番のイーグルを決定打とした。

国内では、「RBCヘリテージ」で米ツアー1勝を達成した18年末の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」以来となる7年ぶりの通算8勝目に到達し、「今までの優勝で一番嬉しい」と喜んだ。

今夏のアメリカ合宿で、松山英樹ら、PGAツアーで戦う後輩たちが次々と声をかけ、一緒に練習しようと誘ってくれた。
「ヒデキたちに良い報告がしたいと思って帰ってきて、すぐこうして報告できたのが嬉しい」と、安堵した。

1差の2位に大岩龍一（おおいわ・りゅういち）。3打差の3位タイに41歳の岩田寛（いわた・ひろし）と、金子駆大（かねこ・こうた）が入った。
ISPS契約選手としては12位タイの田中章太郎（たなか・しょうたろう）が最上位。
6年ぶりの予選通過を果たした藤本佳則（ふじもと・よしのり）も健闘し、16位タイの結果を残した。