この日のベストスコアタイとなる７アンダー65をマークしたアマチュアの浅田千年樹さん。首位とは５打差があるものの堂々の通算８アンダーで8位タイにつけている。

高知中央高等学校3年の17歳。今回は推薦での出場となるが、プロの試合に出るのは今回が初めてだ。

「今日は前半から耐えながらバーディも取れて、後半はちょっとしたラッキーもあり、このスコアで上がることができました」。

浅田さんのいうラッキーとは16番ホールでのバンカーからのチップインバーディ。ティショットをミスして、距離の残ったセカンドショットはあわや奥のOBに突っ込みそうだったのがバンカーのヘリに当たり跳ね返ってバンカーに入ってくれた。そこからのチップインバーディでこの日のいい流れを切らすことなく回り切った。

今大会での目標を定める際に刺激となっている人物がいた。ＡＣＮツアーの開幕戦『Novil Cup』で優勝を飾った＠武田紘太さんだ。同じ四国で交流があり、次は自分の番だと仲間には冗談半分で話していたそうだ。ただ、その冗談も現実味を帯びてきた。トップとは５打差があるものの、守るものがなく攻めることができる強みがある。明日は天候を含め最も難しいコンディションになるだろうが、初めてのプロの試合、しかも優勝争いを心から楽しんでもらいたい。