Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2025
石坂が首位、生源寺と並ぶ1差2位浮上の吉田「人生自己ベストの62」で急上昇⇒初Vへ、あるぞ「ワンチャン」
石坂友宏(いしざか・ともひろ)が、第3ラウンドで4アンダーの「67」をマーク。1差で首位をキープした。
前日、病院で見てもらった背中の痛みは首から来ていたようで、原因が分かって一安心。痛みもほとんど去り、むしろケアで緩んだ箇所が「ふわふわする」と、違和感からティショットで手を放す場面もあったが、「プレー中に、そういう隙は見せちゃいけない」と反省。「やるぞ、っていうよりやるしかない」と、プロ6季目の初Vへ気合を入れた。
石坂を1差の2位で追うのは、賞金1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)と吉田泰基(よしだ・たいき)の2人。
吉田は、2ラウンドの14位からの急上昇で、自身3回目の最終日最終組に飛び込んだ。
2番を皮切りに、前・後半とも3連続を2回。
「パターは入る気しかしなかった」という自身のあまりの好プレーに、プレッシャーはふいに来た。
今季は、開幕戦の3位があるが、あとは20~40位前後をうろうろ。
「久々にいいスコア、久々の優勝争いで最後の方は緊張しすぎて」と、早くもしびれたサタデーバックナインで、17番ではエッジから「2ヤード」をパターで決め、最後18番はウェッジの2打目がピンを直撃する圧巻のOKバーディ締め。
この日奪ったバーディ数9個も、今季初のボギーなしで記録した「62」も、ツアー上のみならず「人生の自己ベスト」を更新し、「緊張の中でもいいプレーができたので、自信になる」。
最終日の予行演習を3日目のうちに完了した。
「海外でもやっていきたい」と、今季は、アジアンツアーにも活路を求めて、昨年12月の予選会を7位で突破。
でも、「芝の違いとか、選手層もレベルが高いのでけっこう苦戦」と5試合出て予選通過は1回だけ。
「みんな飛ばすので、回っているコースが違うような感覚。そこでどう対抗していこうかな」と、苦闘中だ。
予選落ちした週末に、チリのニーマンのプレーを観に行ったが「せこいとしか言いようがないくらいショット力が凄い。これくらいにならなあかん」と、刺激には事欠かない。
「インドは道もすごいし、カルチャーショックに凄いなと衝撃ばかり。空気も汚い。ごはんなんかもほとんど不味い」と、異国の転戦こそありがたいのがサトウ食品さんの「サトウのごはん」だ。
米不足の昨今、新婚の吉田家には、吉田自身が今オフ、中西直人(なかにし・なおと)主宰のジュニア×プロの大会「THE TOURNAMENT for the FUTURE~子どもたちへの贈り物~」で得たV副賞1年分と、今年3月に結婚した元女子プロゴルファーの宮崎樹里さんが、BS日テレのゴルフ番組で獲得したV賞品1年分とで、「2年分、家にある。めちゃくちゃ助かっています」。
日本食が恋しくなる海外でこそ大活躍だ。
本大会で、初優勝を挙げればさらにV副賞10年分。
「またいただけますね!」と備蓄に向けても虎視眈々。
今季は、日大先輩の阿久津未来也(あくつ・みきや)の「ミズノオープン」を含めて初V者が8試合中、5試合で続いており「僕もワンチャンあるかな。いい流れに乗りたい」と、やる気。
その阿久津が、今年は大会実行委員長としても奮闘するのが本大会だ。
「僕に何ができるわけでもないのですが。結果で盛り上げることができれば」。主催試合をプレーで報いる。















