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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2025

シード復活は3人。池田勇太の3シーズンぶり15回目が確定

本大会を持って上位65人の賞金シードが確定した。今年は、賞金57位の金成玹(キム・ソンヒョン)を抜いた、66位までの選手が来季の出場資格を獲得した。
池田勇太(いけだ・ゆうた)が3シーズンぶり15回目の復活を果たした。



先週のダンロップフェニックスで13位タイにつけ、本大会を賞金59位で迎えた。
周囲は「もう大丈夫」と言ってくれたが「下の選手も頑張っていたので、負けず劣らず頑張んないと」。

55位タイから出た最終日に、初日に次ぐ4アンダーの「68」をマーク。最後9番ホールで2メートルのバーディチャンスを沈めて、今季の最終戦をガッツポーズで締めくくり、賞金59位を維持した。

22年に発症した顎編位症も、3週前に治療のために装着していた矯正器具がようやく外れた。
「先週決められるくらいのゴルフはしていたので、決めなきゃ行けなかったでしょうし。それがまだ、ここまでノコノコやってしまうと言うのが甘いところ」と、相変わらず自分に厳しいが、「久しぶりに開幕から何の気兼ねなく試合に出られる。しっかり準備してやりたいなと思います」と、今年一番の笑顔もこぼれた。

池田がシード復活に当確ランプをともした先週は、同い年で幼なじみの塚田よおすけが、9年ぶりの復活優勝を飾った。
池田もイーグル賞で表彰式に居合わせ、塚田のVスピーチをしみじみ聞いた。

「40歳がどうのこうのと言ってましたが…笑」。
来月の22日で、池田も40歳。
「40歳になっても戦えるじいさんを見せたいな、と思います」。
不惑の共闘を誓った。

◆賞金シード復活者
スコット・ビンセント(賞金36位、4シーズンぶり3回目)
池田勇太(賞金59位、3シーズンぶり15回目)
西山大広(賞金64位、2シーズンぶり2回目)




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