Tournament article
JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 2024
今度はパッティングで開眼!黒木紀至が首位と1打差の3位タイ
8番ホールでトリプルボギーを叩きながらも4アンダー66をマークした黒木紀至が首位と1打差の好スタートを切った。
順調にスコアを伸ばしていた最中のトリプルボギーだっただけに痛かったことは事実だが、それでもカムバックできたのはパッティングの自信に要因がある。
昨シーズンは長尺パターを使用していた黒木だが、今季は通常の長さのパターに戻している。パッティングに悩んだ選手の最後の頼みの綱的な存在の長尺パターだが、そこから元の長さに戻したケースは稀だ。しかも黒木の場合は、以前よりも良いフィーリングを感じられている。
理由は師匠の藤田寛之からのアドバイスにある。藤田に師事し、スイングを大幅に改造。ドローからフェードに球筋を変え、さらには今までやってこなかったマネージメントも習得したことで、ABEMAツアーでもこれまで優勝を匂わせる活躍を幾度となく演じている。
ゴルフが全ていい方向へ行き始めている中、今回は藤田からパッティングについてのアドバイスがあったとのこと。
「体の動きがフェードを打つ動きになったことで、パッティングもそれと同じ動きをするべきで、そのためには通常の長さの方がいいと言われました。それで今は師匠のパターを使わせてもらっていますが、以前は気持ち悪かった短いパットだけでなく、ロングパットの距離感もめちゃくちゃ合うようになったんです」。
藤田がアドバイスしたのは、様々なラインに対する体の使い方のイメージの作り方。それはショットに通じる内容で、長尺では実践するのが難しいことはすぐに理解できたと黒木。今日のトリプルボギーでも焦らずに、バーディを待てたのは、絶対的な自信をパッティングに持っているからに違いない。
今年は勝つだろうと師匠の藤田からも言われているようで、その想いに応えるべく勝ちにこだわったゴルフを見せたいところだ。












