４連続を含む５つのバーディを奪った呉司聡が今週も首位タイの好スタートを切った。ただ、問題は明日の２日目だ。

開幕戦から数えて、ABEMAツアーは今週で３試合目。呉の初日の成績は１位タイ、２位タイ、１位タイと毎試合のように最高のスタートを切っている。それにも関わらず優勝争いに絡めていない理由は２日目に伸ばせていない点にある。勝つためには２日目をどう戦うかが鍵を握っているのだ。

「風も強かったので今日の前半はチャンスがほとんどなくて、バーディがくるのを待つ感じだったんですけど、後半に入ってショットがピンに絡むようになって、それが入ってくれたという感じでした。でも、この風の中、ノーボギーで回れたのはよかったと思っています」。

この日もドライバーを使ったのは１ホールということからもわかるように、徹底的にマネージメントを重視している今年の呉。自分が得意なクラブを打つためには、どのようなティショットが必要かを常に考えてゲームメイクしている。

明日も今日と同じゴルフをするだけ。それが一番難しいことだが、それを乗り越えない限り、勝利は見えてこない。