Tournament article
石川遼 everyone PROJECT Challenge 2023
日高将史が持ち味を発揮!粘り強くスコアを伸ばし首位タイへ浮上
日高将史が6バーディ、1ボギーの5アンダー67でラウンド。通算10アンダーとして単独首位に立った。
「ショットはそんなにいい感じと言うわけではないんですが、ショートアイアンがわりとつけられているかなと。それでそのパットをしっかり決められたという感じです」。
この日は4つのパー5の内、3ホールでバーディを奪うなど、獲るべきホールできっちりバーディを奪取し、スコアを着実に積み上げた。
今年は10年以上使い続けているパターを封印する試合が数試合ある。今週もエースではないパターを使用しているが、目的は全く新しい感覚を取り入れるためだ。
グリーンの芽が強かったり、今週のようにややグリーンが重かったり、いつもの自身のフィフィーリングとマッチしない場合は、打ち方で対応するよりもパターそのものを変えて対応した方がいいという判断だ。このようなやり方はアマチュアゴルファーにとっても大いに参考になる方法と言える。
今シーズンはレギュラーツアーとABEMAツアーの両方に出場し、かなりの試合数をこなしている。疲れはもちろんあるが、フィジカル面の疲れよりも、頭を使うことによる疲れのほうが蓄積されているとのこと。
「両方出られることの難しさはあるかもしれませんね。実感はないんですが、試合が続くことで体もですが、頭が疲れちゃって。そこで集中し切れていないなと感じることが多いですね」。
リフレッシュする方法は?との質問に「それがないんですよ。そういうのが下手なのかもしれません。なにかいいのがあったら教えてください」と、受け答えする温和な仕草が日高らしい一面だが、明日の最終日は久々の優勝に向けてなにがなんでもチャンスを掴みたい。
最後まで集中力を切らすことなく戦い切れるかどうかが、2015年以来となる優勝の鍵を握りそうだ。











