Tournament article

ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2023

完全復活に向けて着実に一歩ずつ。秋吉翔太がベスト10フィニッシュ

春先の『i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘』での3位タイが今季のABEMAツアーでの最高位で、今回はそれに次ぐ8位タイだが、明らかにスイングのキレが戻っている。

 

「ゴルフの状態自体はまだまだなんですけど、今回も優勝したコースでもありましたし、相性がいいかなとは思っていました。ただ、優勝した時と比べてドライバーを振れているホールは少なくなっていますし、ドライバーに関してはまだ自分じゃないという感じです」。

 

持ち味だったドライバーに悩まされ、そこから調子を崩しシードを失うまでになった秋吉。今週もドライバーを持ったホールはパー5のみで、自身が言うようにスコアは出せるようになっても、本来のゴルフを取り戻せたわけではない。ただ、言い換えれば、少し前までは全てのクラブで気持ち悪さがある状態だったのが、今はほぼドライバーだけ。そう考えると着実に復活への道を歩んでいる。

 

ただ、秋吉の中にも葛藤はある。今週のように3番ウッドでティショットを打って攻略できるコースであれば、そう割り切ってマネージメントすることができるが、いざレギュラーツアーになると、やはり飛距離の壁が立ちはだかる。スコアを出すことを優先すべきか、それともドライバーの不調を克服することを優先するべきか。その答えが出るにはまだ時間はかかりそうだが、それでも秋吉のスイングは明らかに全盛に戻りつつある。体と腕、クラブが同調し、ヘッドが遅れて下りてくる。秋吉らしい、低く強い球が放たれるシーンが多々見られるようになってきた。

できることを着実に行い、少しずつでも前に進むことを胸に、次戦も秋吉は戦い続ける。