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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2023

生源寺の3連勝阻止へ!上り調子の金田直之が首位タイ浮上

首位とは2打差の2アンダー10位タイからスタートした金田直之が6バーディ、1ボギーの67をマーク。通算7アンダーとし首位タイに立った。

 

スタート前からいい感触があった。

「今日はやってやろうと思って出ていきました。最近ショットの調子が良くなかったんですが、昨日回った感じが良かったので、その自信があったせいで、今日のふってあるピンにも打っていけましたね。特に前半はワンピン以内のバーディチャンスばかりでした。後半はちょっとバタバタしましたけど」。

 

今季の金田は『中日クラウンズ』での13位タイや、『横浜ミナトChampionshipFujiki Centennial〜』の9位タイなど、レギュラーツアーでも上位に顔をのぞかせる活躍を見せている。ただ、8月にぎっくり腰をしてしまってから、いい感覚が戻り切らない中でのゴルフが続いていた。そういう状況からの今日のスコアは確かな手応えになったことは確かだ。

 

この日、キーポイントになったのは唯一のボギーを叩いた3番ホール(後半)だ。以前の金田だったら、このボギーに対して過剰に反応して直後に取り戻そうという意識が働いていた。金田がいかに冷静だったかは次の4番ホールパー5で、無理にバーディを狙いに行かず、パーでいいと判断できたことだ。落ち着いたマネージメントが終盤の7番、9番のバーディにつながった。

 

元々、伸ばし合いになるゲーム展開よりも、厳しいセッティングの中で我慢しながらチャンスを活かしていくスタイルが得意だという金田。明日もこれまでの2日間と同じく、厳しいピン位置が予想されるが、上位陣のスコアが停滞状態になればなるほど、金田に勝機がありそうだ。