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LANDIC CHALLENGE 10  2023

「中尺パターを使え」と夢の中で暗示!?ベテラン高山が66をマークして2位タイ浮上

1イーグル、6バーディ、2ボギーの6アンダー66をマークして、首位と1打差の2位タイにつけたのは高山忠洋だ。

圧巻は前半の4番以降。4番、5番と連続バーディのあと、7番、8番でも連続バーディ。締めくくりは9番パー5でのイーグル奪取だ。

 

「ショットは全然良くなかったんですが、5番のミドルで7〜8mのすごいスライスするラインが入ってくれたんです。それからバーディの薬じゃないですけど、気持ちが前向きになって、ちょっと(ゴルフ)が良くなってくれたんです」。

 

この日は朝から雨が降ったり止んだりを繰り返す天候で、高山がスタートした直後は時折強く降る時間帯もあった。そんな中でのプレーで気持ち的にも後ろ向きになりかけていたタイミングでのバーディ。完全に流れに乗った。

 

昨年は久々にファイナルQTに出場し36位。今季はABEMAツアーにも出場しているが、4人1組のペアリングだったり、ハーフターン時の待ち時間だったり、レギュラーツアーとは違ったフォーマットに苦しむ部分も正直あると言う。ただ、今週は3人1組で、午前、午後スタートというスタイルはレギュラーツアーと近い感覚でプレーができている。

 

「自分の中で納得できるショットもあれば、とんでもないミスショットもあったりで、ゴルフの状態的には良いとはまだまだ言えない」と満足ができるゴルフには程遠いようだが、それでもパッティングに関しては好感触を感じている。その要因が夢で暗示された中尺パターだ。

 

「先週の火曜日の朝方に、寝ていると夢で『あなたは中尺を使いなさい』と聞こえて、うなされていたんですよ。(笑)寝ている時もゴルフのことを考えているってことなんでしょうけど、それで即効作ってもらって、すぐに先週のツアー選手権で実戦投入したんです。慣れていない中で4日間できたし、今週も高麗なので、どういう効果が出るのか楽しみな感じではあったんです。今日はその効果が発揮された感じはしますね」。

なにか神がかったようなきっかけで手にした中尺パターが明日も威力を発揮するのか。久々の優勝に向けて良い位置で迎える最終日のプレーに注目したい。