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〜全英への道〜ミズノオープン 2023

水野社長とR&Aが会見。今年の全英オープン会場はロイヤルリバプールです

大会の上位4人に出場資格が発生する。
開幕を迎えた25日、会場のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で、英国ゴルフ協会(R&A)を招いて公式会見が行われた。

年ごとに会場を変える今年の「全英オープン」は、7月20日ー23日にイングランド中西部のロイヤルリバプールが舞台。

世界的アーティスト、ビートルズの誕生地という点でもあまりに有名な聖地である。


1867年の開催を最初に、今回が8年ぶり13回目。
前回の2014年は、ロリー・マキロイが優勝した。
さらに前々回の2006年は、タイガー・ウッズが大会連覇で3度目の大会制覇を達成。

また、当時28歳の谷原秀人が3日目の「66」で急浮上し、結果5位タイの大健闘を見せたことでもゴルフファンの記憶に残る。


R&Aのティム・コックロフト氏によると、今年第151回目を控えたコースでは新たに17番として、パー3を新設されるなど、勝敗を左右するバックナインの上がりホールで大改造が行われているという。

「これだけの変更はリバプールの歴史の中でも初めてのこと」(コックロフト氏)。


今年も聖地から、全英オープンの同型の優勝杯が届きました。コックロフト氏から水野社長の手に


今年、日本勢として出場を決めているのは、米ツアー選手の松山英樹をはじめ、昨季賞金1位と2位の比嘉一貴(ひが・かずき)と星野陸也(ほしの・りくや)。
また、アマとして95年ぶりに「日本オープン」を制した蟬川泰果(せみかわ・たいが)。


今週は、大会上位4人に出場権がある。

今年52回目を迎える「ミズノオープン」が、「全英オープン」の予選会を兼ねるようになったのは1993年から。
1998年からは「~全英への道~」とのサブタイトルがつくようになった。


予選会会場となるここ岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、本場のリンクスコースを彷彿とさせる景色とレイアウトで知られる。

主催の水野明人・ミズノ株式会社社長は「選手のみなさんには全英オープンの環境にも似た雰囲気を味わいながら、戦っていただけると思う。いわば前哨戦。ぜひ、出場権を狙ってプレーをしていただきたい」と、奮起を促していた。