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ABEMAツアー史上7人目の快挙!@山下勝将さんが完全優勝を飾る

11アンダーの単独首位からスタートしたアマチュアの山下勝将さん(近畿大学2年)が6アンダー66でラウンド。最終ホールを圧巻のイーグル締めで、2位以下に2ストローク差をつける通算17アンダーで優勝。ABEMAツアー史上7人目となるアマチュア優勝を達成した。

 

「3日間アンダーで回ることができて、完全優勝することもできたので本当に嬉しいです。スタート時は正直緊張していました。ただ、いつもと同じように1打1打を集中することだけを考えてプレーしていました」。

朝の練習場では緊張の影響からかしっくりこない表情を見せていたが、いざスタートすると1番ホールで幸先よくバーディ発進すると、3番、4番では連続バーディ、7番でもバーディを重ね、独走の雰囲気が漂った。

しかし、折り返しの9番ホールでティショットのミスでボギーとすると、10番ホールではティショットが危うくOBになりそうになる。ただ、これが助かるあたり、流れは山下さんにあったのかもしれない。

 

山下さん曰く、キーホールになったのは15番ホールだ。ここで2m弱のバーディパットを外してしまう。先に回っている玉城海伍に14アンダーで並ばれていたため、このチャンスを活かせなかったのは痛かったが、続く16番ホールで絶対バーディを獲るという強い気持ちに切り替えることができた。

そして、その気持ち通りに見事にバーディを奪取した。気持ち的には17番ホールをパーで凌げたことで優勝を意識したが、最終18番ホールで前の組のH・リーがイーグルを獲ったことを知り、再び気持ちを入れ直した。

 

山下さんの18番ホールのティショットはバンカーに。レイアップがセオリーだが、リーのイーグルによって2オン狙いを選択した。

3番ウッドで打った残り258ヤードのセカンドショットは、ピンそば1mにつけるスーパーショット。圧巻のイーグルフィニッシュで見事優勝を勝ち取った。

 

山下さんの姉は女子ツアーで活躍する山下美夢有だが、今週は千葉県でトーナメントに参戦中だ。弟の優勝を知り「今日は自分のプレーにあんまり集中できてなくて、ずっと弟のことが気になっていました。まさか優勝と思っていませんでした。本当に優勝おめでとう。頭が混乱して言うことが出てこないんですけど、ここからなので、もっと上を目指して頑張って欲しいです」とコメント寄せた。

 

姉の言葉を聞き「嬉しいです。いつも姉の活躍に刺激を受けています」と山下さん。姉は「山下美夢有の弟」といつも呼ばれることを気遣っていたが、本人はそれを少しも嫌だと感じたことはなく、逆にいい刺激をもらっていると話す。今後もきょうだいで一緒に頑張っていきたいとさらなるステップアップを誓っていた。

この優勝で11月に行われる『ダンロップフェニックストーナメント』への出場資格を獲得。歴史と伝統のトーナメントで、自身の力を思う存分ぶつけてもらいたい。


なお、2打差の通算15アンダーの2位にはH・リー。最終組から逆転優勝を狙った村上拓海は通算13アンダーの4位タイで大会を終えている。