Tournament article

ある日、300y超の飛ばし屋に。高花翔太の突然変異

出場マックスの156人枠が用意された選手会主催大会では23歳の黒﨑蓮など初日から、希有なチャンスを生かす選手が続出だ。

 12番のイーグルを含む7アンダーの「65」で回り、首位と1差の2位タイにつけた高花翔太(たかはな・しょうた)は、今年のQT161番目の選手。




 繰り上げ出場が決まったのは、黒﨑よりもっとぎりぎりの開催5日前だった。

 

黒﨑同様に、同週開催のABEMAツアー「大山(だいせん)どりカップ」から、きゅうきょ行き先先変更で、自身2戦目のレギュラーツアーにこぎつけた29歳である。

 

実は、「サトウ食品」の佐藤元・代表取締役のご長男で、大会運営にも尽力する大裕(だいゆう)さんと同級生というご縁で小学時代から、主催者一家と家族ぐるみのおつきあい。

 お互い大学ゴルフ部で活躍し、高花のプロ転向後は少しご無沙汰したが今週は、主催者とプロという立場で久しぶりに再会した。

 「このほかにもたくさん試合を開いてくれたり、男子ゴルフを凄く応援してくれている。ありがたい」と、同級生に感謝を伝える好発進にもなった。

 

千葉県出身。

お父さんの影響でゴルフを始め、法政大学に進んだが、2年時に「プロになりたい」と両親に申し出たところ「日本にいたら遊ぶだろう」と、海外修行に出された豪州で出会ったのがメジャー出場経験もあるプロゴルファーでコーチのオジー・モアさん。

 

「肩を入れてスイングしろ、と言われたとおりに練習したら、1日で20ヤードも飛距離が伸びた。冗談みたいに聞こえますけど本当なんです」と突然変異で一時期は、330ヤードを連発したことも。

 「飛距離を武器に、日本に帰ってプロになりました」と、21歳の2014年に転向した。

 

まだ出場機会に恵まれないが、選手会の主催試合で巡り巡ってきた一発大変身の大チャンス。

「まずはシードを獲得して、優勝したい。あと3日、少しでも伸ばせるように頑張ります」。

変異したいのは、もちろん飛距離だけでない。

関連記事