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ディライトワークス JGTO ファイナル 2022

玉城海伍は優勝を逃すもQTサードステージからの出場権を獲得

首位と1打差の好位置からスタートした玉城海伍だったが、1番、2番と連続ボギーの苦しい展開となった。ただ、そこから奮起し、3連続を含む5つのバーディを奪取。最終ホールで悔やまれるボギーを打ったものの、通算13アンダーで5位タイに入った。

これにより賞金ランキングは27位でこれから行われるQTサードステージからの出場権をつかむことが出来、来季のABEMAツアーシードに

大きく前進、昨年のQTセカンド落ちでランキング350位で出場できる試合がほとんど無い状態からの大カムバックとなった。

「最後はもったいなかったですね。今年は優勝ができそうな場面があった中で優勝できなかったのは悔しいんですけど、試合に出られない状況からここまでこられたというのは、いろんな人の協力があったからだと思います。自己採点的には95点くらいはあげられるかなと思います」。

 

試合に出られない時間は玉城にハングリーさの必要性を教えてくれた。試合に出られることを当たり前に思うことで、どこかで1打に対する執着が欠けてしまったりしていた。試合で上に行くにはもちろん技術も必要だが、それ以前に強い気持ちを持つことが何よりも重要になる。それを再認識できたことが、最後の最後で優勝はできなかったものの、大きな結果を残せた要因と言える。

この後はまだQTも残っているだけに、来季のレギュラーツアーへの出場権をかけた玉城の戦いは続く。


※記事公開当初、ABEMAシード獲得との記載がありましたが正しくは、QTサードステージの出場権獲得となります。

お詫びして訂正いたします。