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ディライトワークス JGTO ファイナル 2022

師匠(大堀裕次郎)のおかげです!玉城海伍が59をマークし単独首位

茨城県の取手国際ゴルフ倶楽部・東コースを舞台に今季ABEMAツアー最終戦となる『ディライトワークスJGTOファイナル』の大会1日目が行われた。

 

初日トップに立ったのは玉城海伍。ABEMAツアーにおける18ホールの最小ストローク記録を更新する59をマークした。

この日は1イーグル、10バーディ、1ボギーの11アンダーという内容。折り返し直前の9番パー5でのイーグルで完全に波に乗った。

「あのイーグルから、今日はいつもと違うなと。いつもより何ごともうまくいっているなと感じました。ゾーンに入っているというか、安心して打てている感覚がありました」。

これまで62(パー72)がベストスコアだったため、自己ベストを3ストロークも更新する会心のゴルフとなった。

 

そこにはある人物による影の貢献があった。大堀裕次郎だ。前日の練習場で玉城のドライバーを見て、ロフト調整機能をカチャカチャといじり「これめっちゃ良くない?」と手渡された。打ってみたら、すこぶる良い。

「先週から試合で使い始めた新しいモデルのいわゆるプロトタイプなんですが、(ボールを)曲げたくなかったのでロフトを立てた状態で使っていたんですが、大堀さんがロフトを増やす方向で調整してくれて、それを使ったら本当によくて。師匠のおかげです!」。

玉城のスコアに大きく貢献した大堀もこの日は8アンダーをマークして好スタートを切っている。アドバイスを送ったものと、それをいかしたものの優勝争いが見られるかもしれない。

 

玉城は限られた試合にしか出場できない厳しいシーズンをおくってきた。ABEMAツアーでは第2戦目以降は出場機会がなく、久々に出場した『ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま』で3位と結果を残した。試合に出られない時もいつ試合があっても大丈夫なように高いモチベーションを持ちながら練習していたと言う。

今回の最終戦も推薦での出場。ランキング的にも優勝することでしか意味を持たせることができないが、腐らずゴルフに打ち込み続けてきたことが、今回のスコアを呼び込んだと言える。最後の最後に訪れたチャンスをいかせるかどうかは明日の2日目にかかっている。