現在賞金ランキングは２位。ここ数試合はゴルフの状態が悪く、なかなか優勝争いに絡むことができずにいた嘉数光倫だが、久々にトップ10以内で最終日をむかえる。

「調子はあまり良くないんですけど、コースとの相性がいいのかもしれません。ここに来たらショットが調整できているような感覚があります。難しいコースなので逆に集中できているのかもしれません」。

残り３戦で賞金レースもヒートアップしているが、嘉数はあえて気持ちを強く持って賞金王を狙って行こうと決めている。

「いいプレーをして賞金王になれたらハッピーということではなく、いい結果が出ても悪い結果が出ても、気持ちを入れてプレーしようと思っています。それによって課題も見えて来年にもつながると思うし、もちろん１位になれれば自分の自信にもなりますから」。

最終日は５打差を追いかけることになるが、むしろ気楽に回れる位置だとポジティブに捉えている。

「今の自分のゴルフの状態に期待はできないんですけど、流れさえ掴めれば十分可能性があるかなというフィーリングにはなっているので、明日は目一杯頑張りたいと思います」。