Tournament article

南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2022

海外で腕を磨いた2人が3位タイに入る

3日間通算11アンダーの3位タイに入ったのは呉司聡と岡田絃希の2人。最終18番ホールでバーディを奪っていればプレーオフに残れたが、共にパー。惜しくも初優勝には手が届かなかった。


呉は東テネシー州立大学で腕を磨き、昨年帰国し6月にプロ転向した24歳。昨年のクオリファイングトーナメントはセカンドで敗退し、今季はマンデーなど限られた試合で出場機会を狙う立場。今回の優勝のチャンスを逃したことは悔しい限りだが、それでも次戦の出場資格を得られたのは大きい収穫と言える。

「今週は昨日までパッティングでスコアを作っていた感じだったんですが、最終日を戦う上で昨日の夜から色々と何を修正したらいいのかを考えていました。そうしたら今日はスタートから3連続バーディで始まって、それがショットで獲れたバーディだったので、ショットが改善されたのかなと思っていたんですが、結果的には根本的な解決に至ることはありませんでした。特に今週のコースはラフが深く、ショット力が必要になるので、その点では今後の課題が明確になったと思います」。


また岡田もまた学生時代はマレーシアで腕を磨いた。大学のゴルフ部でなく、個人で活動して向こうの大学在学中にプロ転向し、アジアの下部ツアーなどにも参戦していた。

「今年はレギュラーツアーにほぼ出られているんですが、ここ数試合は痛い目にあっていたので、それでスタッツを見直して自分の悪い部分をしっかり練習して、この2週間のABEMAツアーに挑みました。先週は自ら崩れてしまった部分がありましたが、今週はある程度その成果を感じられたかなと思います」。

呉、岡田ともに優勝にはあと一歩てが届かなかったが、今後につながる大きな週になったに違いない。海外で腕を磨いた経験から、将来的には海外のツアーでやりたい気持ちがある。そんな2人の今後の活躍に注目したい。