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@蟬川泰果さんがABEMAツアー史上5人目のアマチュア優勝を飾る

福岡県の福岡雷山ゴルフ倶楽部を舞台に第9回『ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山』の大会最終日が行われた。

夏を感じさせる厳しい暑さの中で繰り広げられた熱戦は、アマチュアの蟬川泰果さんが逆転でABEMAツアー初出場初優勝を飾った。

「本当にびっくりしているという言葉しかないんですが、12番でバーディを決めたときに、ここまできたら優勝したいなという気持ちでプレーしました。16番をパーで切り抜けたときに17番、18番でバーディが獲れたら自分の中のイメージでは優勝ができるかもしれないという思いがありました。そこでしっかり獲りきれたのが勝てた要因かなと思っています」。

最終日を首位と2打差の4位タイの好位置でむかえながら緊張することはほとんどなかったという大物ぶりだ。ただ、最近は学生の試合を含めて最終日に崩れて勝てないことが続いていたと言う。そこで最終日の前夜に大学のコーチに電話をしてアドバイスをもらった。

「自分がなぜ最終日に崩してしまうのかという原因を教えていただきたいということを聞いたんですが、そこで今週の初日、2日目とやってきたいつもと違うスタイルをそのまま最終日もやりきったらいいんじゃないかというアドバイスをもらいました」。

蟬川さんのいつもスタイルというのはいわゆる攻めのゴルフだ。

「いつもだったらもっとドライバーを握っているんですが、それでミスをしてしまったらボギーやダボになるというゴルフでした。それを今週はやめてステディなゴルフを心がけました」。

平均飛距離は300ヤードを越す蟬川さん。持ち味はもちろん飛距離だが、今週は飛ばし一辺倒ではなく、コースに合わせて臨機応変に対応するという自身にとっての新しいスタイルに挑戦し、そして結果を出した。

東北福祉大学ゴルフ部でキャプテンを務める蟬川さんが、最もこだわっていることが結果だ。今週のプロツアーだったり、学生の試合だったり、部を不在にすることが多いため、後輩に直接指導したりすることが難しい状況にある。そんな中で士気をどうやって高めるかというと、それは結果で示すことだと言う。この最高の結果が後輩たちに刺激を与えることは間違いない。先輩の背中を見てゴルフに対してさらに精進する。そこに東北福祉大ゴルフ部の強さの秘密があるのかもしれない。

また、蟬川さん自身もこのあとに大事な学生の試合が続く。今回の優勝が大きな自信になり、さらなる活躍が期待される。そして来年はプロとしてツアーを席巻してくれるに違いない。