Tournament article

ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2022

「試合での結果が1番の薬です!」木下康平が首位と2打差で最終日へ

首位とは6打差の2アンダー47位タイからスタートした木下康平が7アンダー64をマーク。2日間通算9アンダーとし首位と2打差の4位タイに急浮上してきた。

「今日はパットが珍しく入りました(笑)」。

自分の口からは言いたくはないが、昨年あたりからパッティングでイップスの兆候があった。様々なことを試行錯誤する日々を過ごしながら今年行き着いたのが長尺パターだった。実戦では先日行われた『南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント』のマンデーで66が出るなど好感触だったが、先週の『LANDIC CHALLENGE9』では右手の悪い動きが出てしまい、再び迷宮に入りそうになっていた。

そんな状態で迎えた今週の試合で、練習日に長尺パターを使用する先輩・富村真治と話しをして、右手の位置を握り変えるヒントを得た。

「それまでタッチが合っていなかったのが合うようになって、本当に富村さんのアドバイスは大きかったです。(パッティングに関して)筑紫ヶ丘のときに自分では完璧な状態で試合に入ったはずなのに、試合になった瞬間に去年の気持ち悪さみたいなものが出てしまって。それでこれはダメだと思い長尺に変えることにしました。まだ試行錯誤中ですが、どんなに練習でいい感覚が出ることよりも、試合で結果が出ることが一番の薬です。とにかく結果重視で明日の最終日も頑張りたいと思います」。

今季は出場機会が限られる立場なだけに、色んな意味で結果は重要な意味を持っている。木下にアドバイスをした富村自身も、教えることでヒントを得たようで首位とは3打差の10位タイにつけている。

明日の最終日、相乗効果を得た2人が優勝争いを演じるかもしれない。