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LANDIC CHALLENGE 9  2022

所属コースで石塚祥利が目指すツアー初優勝

開催コースとなる芥屋ゴルフ倶楽部所属の石塚祥利が、入念に練習ラウンドを行い明日の開幕に備えた。

2021年にツアープレーヤーに転向し、今年は実質2年目のシーズンになる石塚にとって、ホームコースで結果を残すことをなによりも望んでいる。

今年は4月に行われた九州サーキットの第24回トヨタカップオープンで優勝するなどゴルフは昨年よりもレベルアップしている。

海外選手のスイング動画などを見て研究することが多いという石塚。昨年はローリー・マキロイをイメージしていたが、今はジャスティン・トーマスが先生だ。

「トップまでのクラブの上げ方というか軌道をヒントにしています。スイングのリズムが良くなりました」。

石塚がどれだけトーマスの動きに近づけているかに注目してもらいたい部分だが、もう一つ注目してもらいたいのがパッティングスタイルだ。

ショットは右打ちだが、パッティングだけは左打ちなのだ。

中学2年生の時にパターイップスになり、その後も治らずにイップスの状態で出場した試合が転機になった。

「前半の終わりくらいにどうにもならない状態になってしまって、どうしようかと考えた結果、左で行こうと決めたんです。そのときはピンパターを使っていたんですが、後ろ側の薄い歯の部分でボールをヒットしてやっていたら結構入ってくれたんです。それからずっとパターは左打ちです」。

まだ19歳という若さだが、決断力の早さと思い切りの良さには光るものがある。今週の目標を「優勝しか狙っていません」と言い切る石塚の快進撃に期待したい。