Tournament article

ANAオープンゴルフトーナメント 2022

賞金1位で輪厚に戻った比嘉一貴「11年前に初めて出て洗礼を浴びた。優勝したい」

11年前に、打ちのめされた輪厚(わっつ)に、賞金1位で戻った。
先週覇者は残暑の奈良から、行楽シーズンまっただ中の北海道へ。


「日陰だと、肌寒いくらいですね」と、比嘉一貴(ひが・かずき)はプロアマ戦後に岡本キャディから上着をもらい、素早く着込んで気温差に対応。



5打差の大逆転優勝で今季3勝目を飾った「Shinhan Donghae Open」から、この日は明けて3日目。

「勝った翌週は、心身ともにどこか、ダメージがあるものですが、過去の優勝より今回は疲労は少ないかな?」と、依然として好調ぶりを漂わす。


今週の「ANAオープン」は、「初めてトーナメントに出て、洗礼を浴びた大会」という。

11年前の2011年。
地元沖縄の本部高校1年時に月曜日の予選会「マンデートーナメント」を突破。
トップ通過を果たしてプロの試合に初挑戦したものの、木曜日の本戦はまったくコースの状況が変わっていた。

「今となっては“あるある”ですが、当時は何もかも初めて。テンパった」と、いきなり初日の難条件に「77」「76」の9オーバー、124位であっけなく予選敗退した。


「まったく通用しなかった。当時の自分の未熟さ、プロのレベルの高さ。厳しさを思い知らされた」。

奇しくも同年、2日目から首位に立ち、まだ16歳のアマの立場で優勝争いした同い年の伊藤誠道(いとう・まさみち)の快進撃が、悔しさを際立たせた。

「まさみちはスーパースター。同級生が戦う姿に刺激を受けた」と、回想する。


「回りはテレビの世界の人たちばかり。雰囲気にのまれた感じもあった」と、プロへの憧憬を強くし、「いつか、ここで勝ちたい」と11年前に

誓った試合に、今年は賞金1位として戻り、2週連続優勝の偉業もかかる。

「思い入れのある試合。優勝したい」と、その分だけ余計に思いを高めて開幕を迎える。