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オチでドヤ顔。片山晋呉が通算59回目の最終日最終組へ

この期に及んでまだ49歳は、その気にならない。首位と4差の2位タイでV争いに残った片山晋呉

 

「そんな…優勝なんて全然。不思議と、うまくいってるけど、自分に一番期待してないからじゃないか」。

 

無欲で奪ったバーディは前半3つ。

1番でバンカーから8アイアンを使い、4メートルに乗せてバーディ発進すると、3番パー3では7Wが2メートルにくっついた。

6番パー5は右手前からの3打目が、竿に当たってピンそばに。

 

3アンダーで折り返すと一転、ひたすら向かい風が続く後半では11番のボギーがひとつ。

 

「おじさん、大変ですよ…」と、嘆息しながら9番では池に向かって勝手に逆走した電動カートを慌てて追うキャディの桑山紗月(くわやま・さつき)プロに大笑い。

 

「ほんと大爆笑だわ。あんな人いないわ。すごいわ、やるわ、大物だわ」。

難条件の疲労も昨年、プロテストに受かったばかりの女子プロが吹き飛ばしてくれる。



 

苦手コースを自認し、予選落ちさえ想定し、この土・日は瀬戸内海でタイの海釣りを予約していたが、それもキャンセル。

ゴルフウェアは2日分しか持ってなくても、「釣りの服は持ってきてたという…。話のオチも、ちゃんとある!」と、通算31勝の永久シード選手は変なところでドヤ顔だ。

 

2018年以来、通算59回目の最終日最終組では、通算31枚目(全英オープンは8回目)のメジャー切符がかかるが、「18ホール歩けるだけで幸せ」と、徹底して無欲を貫くベテランのプライドをくすぐったのは、この日同組で回った石川遼だ。

 

直接対決は、昨年の「日本プロ」以来、26度目。

「晋呉さんはとことんリスクを排除したマネジメントで淡々と。僕とは全然、違う別次元にいる。やっぱり、すごい人です」と改めて、感嘆の声を浴びるとちょっぴり片山の頬が緩んだ。

 

「僕も、遼と回るといつもいい。遼と回ると面白い。僕も、いつも遼を見ている。今は、何をしようとしてるんだろう、と。すごくよく考えて、ゴルフをやっているのがわかるし良いこと」と片山も、30歳のゴルフに触発されたことは確かだ。


 

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