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赤帽の新人・青山晃大の挑戦

昨年の124日にプロ転向して、これがプロデビュー戦。

だが、まだメンバーではない青山晃大(あおやま・こうだい)JGTOプロフィールには、まだ写真も選手解説も空欄だ。

 

昨年のQTファースト落ちで、出場優先順位はABEMAツアーの出場権すら持たない555番目。

 

そんな22歳が、つい2週前に主催者推薦をいただいて、きゅうきょ出番を得た今大会で、最終日を7位タイで迎える。

 

「まさか、決勝ラウンドに残ったというだけでもびっくりなんですけど。昨日すごい風の強い中で良いスコア(67)を出すことが出来て、その流れで今日も集中力をなんとか保つことができたんじゃないか」と、この日も17番のイーグルを含む「68」で上昇。

 

「実力以上のものが出せた」と、首位と6打差の通算6アンダーまで伸ばした。

 

隣県の愛知県名古屋市出身。

自宅から、会場の東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)まで車で1時間ほど。

「こちらのメンバーさんにお世話になっていて、ラウンドさせていただく機会が多くて去年も340回は重ねた。その経験を活かして最高のゴルフができています」と、地の利を生かした。

 

祖父が経営する練習場で、物心ついたときにはゴルフをしていた。

プロを目指していた父親の指導を受けて、「自分も当たり前のようにプロを目指していた」という。

 

名門校からいくつか誘いはあったが「練習環境もよく、自宅から通えるところを」と、校内に打撃場を備える中京大学に進学。

 卒業後もこの春からコーチとして在籍し、お給料ももらえるそうだ。

 

メーカーからクラブは支給はされるが、正式な契約はまだ。

今週は経費削減もかねて、高3の妹・日向子さんが担いでくれる軽量バッグも、1年生時から愛用している大学名入りのにした。

 

小学2年時に出たゴルフの試合で、3位に入った時のゲン担ぎで、今も赤いキャップがトレードマーク。

「男子ゴルフはいま女子に負けてる感がある。自分も頑張って、盛り上げていけるようにしたい」と、デビュー戦からさっそく使命をしょって立つ。

 

「自分の持ち味は、苦手なクラブがないこと。安定感が強み」。

そつないゴルフでいよいよ、最終日に目指すのは、次の試合の出場資格が発生するトップ10入り。

「関西オープン(414日ー17日、兵庫県・よみうりカントリークラブ)にも出れたらいいな」。

希少なチャンスを次につなげる。


チャンスは逃さない

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