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大山どりカップ 2021

大会レコードをマークした甲斐慎太郎が単独首位発進!

AbemaTVツアー2020-21シーズンの第9戦目『大山どりカップ』の大会1日目が、鳥取県西伯郡にあるグリーンパーク大山ゴルフ倶楽部を舞台に開幕した。
大会1日目、40歳の甲斐慎太郎が9バーディ、ノーボギーと言う圧巻のゴルフを展開。大会記録を更新する62ストロークで単独首位に立った。
「11(アンダー)までいけましたね。最後の2ホールもチャンスだったんですけど、ちょっとちびりました。(笑)出場権が無いので、推薦で出場させてもらっているんですが、今年はこれまで4試合に出場して全部予選落ちで…。ただ、ゴルフの状態は段々と良くなってきていたので、どこかで(結果を)出したいと思っていたんですが、今日はいいゴルフができました」。
甲斐と言えば、日本体育大学時代に日本アマや日本学生など数々のアマチュアタイトルを奪取し、輝かしい実績をひっさげてプロ転向。将来を期待された天才ゴルファーだった。ただ、プロ入り後は期待通りの活躍はなかなかできず、ツアーでは1勝にとどまっている。そんな甲斐も今年で40歳。すでにベテランと呼ばれる年齢となったが、若手の台頭が著しいAbemaTVツアーで、甲斐のようなベテランが存在感を見せてくれたことを喜んでいるゴルフファンも多いことだろう。
「最近はバーディ数が多かったんですが、しょうもないボギーも多くて。今日はそのボギーがなかったので気持ち良くまわれたのもこのスコアにつながったのかなと思います。明日もどれだけ伸ばせるかわからないですが、今日のようなゴルフができればと思います」。
甲斐にとって試合に続けて出場できていることがなによりも大きいと言う。試合勘と言う言葉はプロがよく使う言葉だが、試合でしか養えない感覚がある。経験豊富な甲斐だからこそ、そう言う感覚は強いのかもしれない。明日の2日目もスコアを伸ばし、最終日は優勝争いを演じてもらいたい。

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