Tournament article

ISPS HANDA ヒーローになれ!チャレンジトーナメント 2021

黒崎蓮がある人にいい報告をしたい理由

首位とは3打差の17位タイからスタートした黒崎蓮が8バーディ、2ボギーの6アンダー66でラウンド。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、首位と2打差で明日の最終日を迎える。
「今日はパットがよく決まってくれました。先週から先輩にパッティングを教えてもらいながらずっと練習してきて、昨日も13時頃にあがった後に17時までパッティングの練習をして。それで感覚が良くなりました」。
黒崎は千葉県木更津市出身で2017年にプロ転向。今季はこれまで最高位は9位タイがあるが思うような成績を残せないでいる。そんな黒崎は女子プロの黄金世代の一人で初優勝まで時間の問題と言われている植竹希望と高校時代からの同級生でお互いプロになった今も、頻繁に連絡を取り合いスイングの相談をしているとのこと。植竹が4位に入った先日の『日本女子プロゴルフ選手権』では、公式記者会見で好成績を出せた理由を聞かれ「友達の男子プロにスイングを相談して良くなった」と回答。それが黒崎だ。植竹に黒崎が指導することがほとんどらしく、以前から「向こうは雲の上のような位置にいますが、自分はいつも予選通過ラインなので」と答えていたが、少し追いつくチャンスが訪れた。スイングを指導している立場としての威厳を保つ好機だ。
明日の最終日を終えた時、果たして黒崎はいい報告をできるのだろうか。