Tournament article

フジサンケイクラシック 2021

39歳のリューが語る、怪物コースのトリセツ

ウェストもキュっ、と©JGTOimages
2日目にベテランの歴代覇者が、暫定の首位タイに立った。
39歳が5バーディ3ボギーの「68」。韓国のHWリューが、通算5アンダーで大槻と石川に肩を並べた。

7500ydを越える怪物コースはただでさえ、連日の雨で過酷さを増している。
でも、17年の「フジサンケイクラシック」では4打差の6位からプレーオフに持ち込み、ツアー通算2勝目。
「ここでは、たとえボギーを打ってもストレスを抱えないでプレーをする努力と、上手くレイアップしたりする工夫が必要です」。

この日、平均ストローク「4.889」を記録したツアー最長の5番パー4(535yd)でも、手堅く1パットパーを死守した。
2020年は、コロナで1戦も試合に出られず、今大会も2年ぶりの出場だが戦い方は心得ている。

「思い入れのある大会。ここに来ると、いろいろ不安があっても、なぜかいいスコアが出る気がします」と、4年前の好感触も手に残る。

以前はよく、メタボを気にしてさすっていたお腹。
だが、韓国で出場機会を待つ間は感染を恐れて練習もほとんど行かないから腹も減らず、お酒も食事も控えるからすっかりスリムに見違えた。

「決勝ラウンドでも安全にプレーをしながら、チャンスがきたときに優勝を狙っていけたらいいな」。
2着目のチャンピオンブレザーも映えそうだ。