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ANAオープンゴルフトーナメント 2021

初のどさんこ覇者なるか。植竹勇太が「優勝したい」

どさんこ魂©JGTOimages
47回目にして、大会初の地元Vが達成されるかもしれない。
プロ4年目の植竹勇太は、北海道の幕別町出身。

小学時代に在籍したサッカー少年団「札内(さつない)北FC」には、1つ上にスピードスケートの金メダリストの高木美帆さんがいた。

帯広柏葉高2年時の2012年に「北海道ジュニア」や「北海道高校選手権」などを制覇。
東北福祉大学では17年の国体で団体、個人ともに優勝。
同年には地元「北海道アマ」で優勝した。

植竹も身長163センチと小柄だが、7月のツアー2勝時に「僕なんかが賞金王になったら色々と夢がある」と、堂々と語った158センチの大学同期、比嘉一貴(ひが・かずき)に大いに刺激を受ける。

今週は札幌市内から車で約20分の自宅通勤で、新婚の手料理を励みに、前日の2日目から2日連続のボギーなしを記録。

林に入れた9番では、5メートルを「強気」のパーセーブ。
「外した時のことは考えてなかったけど、外れていたら相当行っていた」と、強心臓を発揮。
4バーディの「68」で回って、通算12アンダーは、首位の大槻と3打差4位タイにつけた。

ツアー制度が始まった1973年に、ここ輪厚でスタートした本大会は18年と昨年の開催中止を経て、今年で47回を迎えるが、どさんこのチャンピオンはまだ出ていない。

「明日は冷静にバーディーを狙って、攻める時は攻めて……優勝したい!」。
結婚は今年3月。快挙の新婚初Vへ、がぜんその気だ。

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