Tournament article

SMBCシンガポールオープン 2019

連覇を狙うパパ、ガルシア

海に向かって潮を吐くマーライオン。
幻想的な夜景に今やランドマークのマリーナベイサンズがぽっかりと浮かぶ。
魅力的な観光スポットが点在するシンガポール。

会場は、そんな中心市街地から車でわずか10分のところにある。
「セントーサ」はマレー語で「平和と静けさ」という意味があるそうだが、国と政府が観光開発に力を注いだこの小さな島には、カジノあり、ユニバーサルスタジオあり、水族館あり。にぎやかなリゾートアイランドの東側に3分の1を占める名門コースが、今年も海外初戦の舞台だ。

新年早々に、まさにめでたい圧勝を飾った昨年大会。
今年はパパとして、昨年覇者が舞い戻る。
ガルシアが、17日開幕の「SMBCシンガポールオープン」で連覇を狙う。

5打差の圧勝は、まさに貫録勝ちだった。
前年(2017年)4月のマスターズでプロ18年目のメジャー初Vを飾ると、そこから幸福の連鎖は起きた。
同年7月に結婚。
そして昨年。1961年から続く長い歴史にその名を刻んだ昨年大会は、愛妻のエイキンスさんが出産を約3か月後に控えたさなかの大差Vだった。
その後、3月14日に無事誕生した赤ちゃんは命名“アザレア”ちゃん。
ちょうど開催期間中に、オーガスタで満開を迎えるという、日本名「西洋ツツジ」。
マスターズの花と同じ名を持つ長女もちょうど、かわいい花盛り。
デレデレパパが連覇を狙う。