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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2019

賞金3位のジャズが猛攻

現在、賞金3位のタイ選手が、後半9ホールで6バーディを奪う怒涛の追い上げ。
ジャズ・ジェーンワタナノンドが2打差の3位で、最終日のリーダーを追う。

本名は、アティウィット。でもそれだと長すぎるので、ジャズ好きの父がつけたニックネームを登録名とした。
14歳でプロになり、初めて日本ツアーに出た11年の今大会で、史上最年少予選通過を記録した時にはまだあどけない15歳だった。
若き類まれなる才能に、母国では当時「タイの遼くん」と呼ばれて「僕も大ファンです」と、声を弾ませていたものだが今や、互角に戦える立場にいる。

あれから8年。
すっかり成長した今季は、1月の日亜共同主管の「SMBCシンガポールオープン」で、日本ツアーは初勝利。
シード選手に加わると、序盤は賞金1位を走る活躍ぶり。

「今日は前半、なぜか緊張して…」と、スタートの1番でボギーが先行する初々しさも見せたが、「10番から、気づいたことがあった」と後半「30」で急浮上。
最終日を前に2打差に詰め寄り「良いポジションに残れたのでこれから練習。ショットを少し修正して明日どうなるか」。
もっとも怖い存在の一人だ。