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ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 2019

友情再び。@横川修平さんが親友に感謝の5アンダー

同級生です!(左から横川さん、中里)
10年越しの友情に、感謝の5アンダーだ。プロに交じって、上々のスタートを切ったのは、26歳のアマチュア。
横川修平さんは、「プロの試合に出てみたい」と先月12日に、福島県の棚倉田舎ゴルフ倶楽部で行われた出場予選会「福島オープンゴルフ選手権」に出場。
一昨年に続く再挑戦で、みごと2位通過を果たした。

念願の初ツアーはしかし、「とにかく、プロに迷惑かけちゃいけない、と…」初日から、ド緊張。
それでいて、不思議と決まるパッティング。
前半15番から折り返して1番まで怒涛の5連続バーディを記録して「なんでこんなに入るのか」。
10年ぶりに再会した親友のおかげとしか思えない。

今大会への出場が決まってすぐに、報告の電話をした中里光之介は、ジュニア時代に競った仲間。
横川さんが引っ越し先の新潟県で腰を痛め高1で、いったんゴルフを断念してからは、たまに電話で連絡を取る程度だった。

中里も「ゴルフはすっかりやめたと思っていたので。また会えてうれしかった」と横川さんが、5年前からゴルフを再開していたことを喜んだ。

いざ今週の練習日に再会すると、10年のブランクも吹き飛んだ。
昔のまま、すぐに打ち解け話し込み、横川さんがパットに悩んでいることを知った中里は、自身の契約メーカーに"横川さんモデル"のパターを発注。

中里も、"制作"から"完成"まで立ち合ったのだが、まさかこれほど貢献できるとは。
「しかも僕はこのままだと予選通過も危ない1オーバーですよ。いいなあ、5アンダー…」と、同級生プロに仰ぎ見られて、横川さんも悪い気はしない。
「このまま予選通過できたらいいな」とがぜんその気に。

関東ジュニアで3位。いまは、新潟の建設会社に勤務のかたわら週末に練習を重ねて昨年は関東ミッドアマで2位、都道府県対抗戦個人3位。
今週は、理解ある社長に有給休暇をもらって、夢の舞台で初挑戦だ。

「プロ転向? するわけないじゃないですか」と横川さんは苦笑いで首を振ったが、中里は「このまま勝っちゃったら絶対するでしょ?!」。
そのあかつきには、パター発注の仲介料を…と思っても、アマには賞金が配布されない。「メシでもおごってもらうか…」。
このままでは中里も、なんだか悔しい。

<横川修平さんプロフィール>
1992年11月7日生まれ。東京都出身。身長166センチ、体重90キロ。祖父母の影響で、10歳からゴルフを始めたが腰を痛めて新潟産業大学付属高1年時に一度、断念。
再開したのは建設会社に就職した21歳の時。親友のプロゴルファーから再びゴルフを勧められ、今は仕事のかたわらアマひて道を極めるべく練習に励む日々。独身。