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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2019

2日目の首位はアジアの選手。米のマイカ・ローレン・シンがベストスコアの67

すらりと長身が、難しいコースでさらりと67を出した。
22歳の韓国系アメリカ人、マイカ・ローレン・シン。
「今週からドライバーも、パターも新しくした」と昨年大会に続く、2度目の来日も、まっさらな気持ちで日本ツアーに挑戦。
「特にパットが良かった」と、前半は6番で6メートル、7番で5メートルを沈めて連続バーディを奪った。

後半の14、17番は、「バンカーショットもうまくいった」。
最後のピンチもしのいだ。
18番は、7メートルものパーパットを沈めて、4アンダーはボギーなし。
さわやかに単独首位に立った。

長身に小さな顔。
日亜共同主管の今大会は、大会ホームの日本であまりなじみのないファンにも、上がって一緒に写真が撮れるチャリティフォトサービスで、リクエストを受けた。
戸惑いながらも満面スマイル。
「コースはきれいだし、ご飯は美味しいし、日本が大好き」と、はにかんだ。

米生まれの米育ちだが、8年前からお母さんにルーツがあるフィリピンに住む。
2013年にプロ転向して、2017年のマニラマスターズで初優勝を果たすも昨年、伸び悩んだのは腰痛を発症して、6月から4か月ほどを治療に要したため。
「でももう大丈夫。今日はドライバーも良かったし、パターもハマった。今週は自信がある」。
勝てば、日本ツアーのシード権ももちろん、魅力だ。
「頑張りたい」。
今週はキャディとして支えてくれる。韓国人の父・ウーチュルさんと仲良く健闘を誓った。