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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2018

今年も平和の男!! 池田勇太は今年こそ

今年も、とりどりの花が咲く。昨年は、アウトの9ホールに「ハイビスカス」と、インは「デイゴ」を使った。今年は擁する計27ホールのうち、「デイゴ」はそのままに、アウトで「ブーゲンビレア」の9ホールを使用する。

どれも、沖縄を代表する美しい花々の名前がついた開催コースの「PGMゴルフリゾート沖縄」は昨年、JGTO会長の青木功が監修に入って、全面改修を終えたばかり。
使用コースが変わっても“平和の男”が目指すところは変わらない。昨年、大会主催の株式会社 平和とサポート契約を結んだばかり。池田勇太は「それはもちろん、ホストプロという気持ちもあるし、去年はここで、バーディ獲れればプレーオフだった。そういういろんな思いもあって、今年はと思っている」。

大事なホスト試合で昨年は2位に甘んじ、「勝てなければ2位もビリも同じだ」と、自分に厳しく言った。
スポンサーには「勝つことでしか、恩は返せない」と、常々言い続けてきたからには、みすみす負けた自分に失望していた。

今年はリベンジの1勝に挑む。
先週の「マイナビABCチャンピオンシップ」で一つ下の幼なじみのちびユータ(木下裕太)が劇的な初Vを飾っても、「よりによって、なんでお前は俺のいない試合で勝つんだよ・・・」。

先週は、世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」に出ていて、日曜日のメールも開催地の中国では、すぐに祝いのメールが送れずヤキモキした。
自宅には、きっちり花を届けて「オヤジも凄く喜んでいた。勇太さんも大変なときに、気を遣わせて申し訳なかった」と、直立不動で恐縮しきりの木下には「当然のことをしたまでだ」。

男・勇太がちびユータに続いて、狙うはホストVでの21勝目。
この日水曜日は大会参与の樋口久子プロと回った水曜日のプロアマ戦でもすでに非常に厳しいコンディションだったが今年も、きっと毎日が強風との戦い。
「ここは風がつきもの。それは当たり前につきあわなきゃ」。今年こそ、沖縄の風を制してみせる。
  • ちびユータ(右)には前日火曜日に再開。直にお祝いを言った。

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