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関西オープンゴルフ選手権競技 2018

時松隆光が首位タイに

うねるグリーンに立つピンは、この日も厳しい位置に切ってあり、後半からは徐々に風も出てきた。
「後半はもうひとつ、そのへんのジャッジが出来なかった」と、伸び悩んだが前半4つのバーディでリードした。

4つのパー5は中でも11番が600ヤードを超えるなど、「僕の距離だと、よほどフォローが吹かない限りは全部乗らない」。潔く刻みに徹して15番(567ヤード)では残り85ヤードから、58度のクラブを駆使してOKバーディを奪った。
「ウェッジで残る距離が今週は上手くいってる」と、通算3勝目のイメージもわいてきた。

先週、3度目のプロ日本一を制した谷口とは、自分とタイプが似ていると、一方的に思っているからなお、時松には高まる尊敬の念。
「追いつくのも、追い越すのも無理だけど、僕も谷口さんみたいに少しでも、長くやりたい」とその姿に将来の展望を重ねる。
「そのためにも、優勝争い出来ればどんな結果でも、今後に生きる。無駄にしたくない」と気が引き締まる。

週末のV争いでは、キャディバッグのドでかい星のマークも際立つはずだ。
縁あって今季から、サッポロビールとスポンサー契約を結んだ。
つい先日には、350㎖缶が2ダース、自宅に届いたばかりだ。
「一杯でへろへろになる」と、酒は強いほうではないが「ゴルフを考えない状態になるのは好き」。
酒豪の仲間と時には羽目を外して酔いつぶれるのが、24歳の何よりのストレス発散法。
ツアー通算3勝目で、頂戴した缶ビールを浴びるほど飲むのが楽しみだ。

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