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RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2018

久常涼さんがベストアマチュア賞を獲得

近ごろは、高校生も普通にプロの試合で予選通過が出来る。今大会が2006年に「ジュニア育成プロジェクト」を起ち上げた当時から思えば考えられない現象である。

日体大の河本力さんと共に、今年は2人の高校生アマが週末の芥屋に挑んだ。
最終日にほか2人を大きく突き放して、ベストアマチュア賞に輝いたのが、まだ15歳の久常さんだった。

4日間通算9アンダーは、11位タイに食い込む大健闘も「トップ10を目指していたので、そこに届かなくて残念」と悔しがったが一昨年の初出場から3度目の芥屋は、「去年、一昨年と2回とも予選を落ちて悔しい思いをしていたので。今年もこうして出場権を頂き、結果を出せた。自信になります」と、この2年の成長ぶりは著しい。

父親の正人さんの影響で、ゴルフを始めたというが「父はあんまり上手くない。100切りゴルファーです」と。
練習場についていって3歳からクラブを握り、小学校に入るころにはすでに「僕のほうが父より上手い」と、自負していたそうだ。
中学時代から、地元岡山・作陽高校の田淵潔監督に師事し、そのご縁で今は同校に在学しながら、腕を磨いている最中だ。

伸び盛りの食べ盛りは体も急成長中で174センチ、75キロの体で、今週2ホール計測のドライビングディスタンスで4日間平均321.88ヤードを記録。同ランクは今週5位と今後ますますの活躍を匂わせる。

次週は、11月のツアー「カシオワールドオープン」の出場権をかけた予選会が控えているそうで、「出場の機会を増やしたい。もっとゴルフが上手くなってこの舞台に帰ってきたい」。
この3年で、ここ芥屋ゴルフ俱楽部が大好きになったそうだ。「また来年も出させていただきたいな」。
勝者の出水田の隣で、早くも来年の出場シーンを夢見た。

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