Tournament article

東建ホームメイトカップ 2018

オフはセミナー漬け?! 開幕からシンゴ先生、大発奮!!

国内初戦で久々に、永久シード選手が躍動した。過去5度の賞金王が、6アンダーで回った。
「5ヶ月ぶりくらいの試合の割には、試合運びがとても良くて。行くとこ行かないとこをはっきり決めながら、落ち着いてやれた」。
2001年に優勝経験のある多度で、ボギーなしの65に5度の賞金王の貫禄が漂った。
昨年大会は、腰痛のため途中棄権。
「一昨年は、確かインフルにかかったり。ここ3年くらいはここで、まともにプレー出来ていない」。

オフは恒例の宮崎合宿のほかに体力維持のために、キックボクシングや空手で鍛える様子を積極的に、インスタグラムで披露するかたわら力を入れたのが、講師の仕事。

「現役の人間が語れるというのがウケるみたい」と講演会の依頼は、来るもの拒まず、幾度も頂上を極めてかつ、長く第一線に立ち続ける秘訣を説いてきた。
会場は全国津々浦々。「まったくゴルフを知らない90人とか。女性80人の前で喋ったこともある」。
回数にして10公演ほど。
本業でも努力と工夫の人らしく、「講演会を(上手に)するための講演会に行ったりとか。鷹揚の付け方とかも学んだ」。
当日、演台に立って顔を見渡して、「ああ、今日はこのパターンの話がいいな、とか。いくつか用意して、つかみネタをノートに書いたりして。凄い勉強した」と、すっかり講演会のプロに。
さては次の通算32勝目の優勝スピーチが、楽しみ?!
「・・・・・・長くなりますけど、いいですか?!」と、ニヤリと笑った。
「喋れたら嬉しいですけど、相手もいることですし」といなしながらも、まんざらでもない。

今年45歳。数字の語呂合わせで2018年は“シンゴ年”。
「今年はシンゴの45。毎日が誕生日だと思ってやってます」。
メモリアルイヤーにまた新たな歴史を重ねて、饒舌に語り継ぐ。