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フジサンケイクラシック 2017

目指すは第二のマツヤマ?! 出水田大二郎(いずみだだいじろう)が逆転Vを狙う

マツヤマに似てる??
今となっては、大変「貴重なレッスン」だったと思う。一学年上の松山英樹に、パットを教えてもらったのは、地元鹿児島の樟南高校2年の時。

その年の国体で、一緒の組で争ったあとで「お前、下手だな」と、そのままパッティンググリーンにつれて行かれて30分ほど指導を受けた。「ロフト角を変えずにインパクトしろ」。
そんなアドバイスを受けたことを、今も鮮明に覚えている。

今や、世界ランク3位にあのとき教わったことが、2週連続のV争いでも生きている。
この日は、序盤の緊張感の中でも再三のパーパットをしのいだ。先週は、経験したことのない大ギャラリーの中で、「大勢の人は苦手。浮き足立った」と、単独2位から出ながら75を打った、大会3日目。
「経験していたから今日は、しっかり自分のゴルフに徹することが出来た」と、2週続きのムービングサタデーは、イーブンパーで回って6位タイに踏みとどまった。

183センチの長身に、がっしりとした体つき。おまけに、同じスリクソンのウェアにサングラスをかければ遠目から、松山に間違えられることも。
「似ているといわれることは、光栄ですね」。
実績でもあこがれの先輩に、少しでも追いつきたい。

難コースで首位とは4打差。
「明日も、この調子でいけば、少しは可能性はある」。
松山は、デビュー年の2013年に、今大会でその年3勝目を飾って賞金王になった。伝説の富士桜で出水田も、大きな一歩を踏み出したい。

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