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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2017

男子ツアーは頑張る嘉数さんを応援します

2年目の“タッグ”で勝てなかったのは残念だが、今年も宮本のバッグを担いだ宍戸の研修生は、充実感でいっぱいだ。
最後の18番で、宮本は長いパーパットを読み切った。
「4日間ありがとう」と、笑顔で言われた。
「初日のパットの不調が、よくここまで戻ってきたよ」と言った宮本の右手を感謝の気持ちで握り返した。

2年前に単身、沖縄からここ宍戸にやってきた嘉数舞美(かかずまいみ)さんは、スナッグゴルフの強豪「那覇市立壺屋小学校」の嘉数正監督のご長女で、開催初年度に全国大会への初出場を果たすと、翌年の2004年に個人優勝。
そして3年連続3度目の2004年は、最上学年の4年生キャプテンとして、チームを初優勝に導いた逸材であった。
その後、ゴルフに転向して中央学院大に進み、宍戸で腕を磨いて昨年は、女子プロテストに初受験。
「でもダメでした」と昨年は、わざわざ私的な時間を割いてラウンドレッスンにつきあってくれた宮本に、報告するのは辛かった。

「受験の日にちょうど体調を崩してしまい、体調管理の大切さが身にしみました」と再受験を控える今年も、また今大会で宮本のキャディをつとめて「本当に良い勉強になりました」。
大会3度目の優勝を狙う宮本は、10位に入った昨年に引き続いて今年もまたV争いを繰り広げて「集中力の持って行き方など、そばで見させてもらったプロのゴルフはやっぱり凄かった」と、改めて舌を巻いた。
「今年も楽しかった」と振り返った。
「来年こそ、自分がこういう場所でプレーできるように頑張りたいです」と、胸に誓った嘉数さん。頑張れ……!!
JGTOも良いニュースを待っています。