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ダンロップフェニックストーナメント 2017

李尚熹(イサンヒ)がケプカに並んだ源は宮崎のローカルフード?!

世界ランク10位の昨年覇者に食らいついたのは、韓国出身の25歳。初日は「アプローチとパターが良かった」。
16ヤードの3打目をチップインした12番を挟んで、11番ではカラーから7メートルを沈め、ワンオンに成功した13番では、25メートルのイーグルトライを上手く寄せた。

この3連続バーディを含めて、ボギーなしの65は、最後の18番でも、奥から長く難しいイーグルトライも難なく寄せた。
楽々バーディ締めで、ケプカに並んでみせたが「僕は僕のプレーを貫きます」とマイペースを強調した。

会場のフェニックス・シーガイア・リゾートは、広大な敷地の中に、2つのゴルフコースと練習場とホテルを擁して、その間をベンツのオフィシャルカーが行き来する。

ラグジュアリーな空間も、めんどくさがりの若者には移動にちょっぴり時間を要して今週は、ホールアウト後の練習も省略する傾向にあるがそれも終盤戦で、疲れ気味の身体には奏功している。

初出場の3年前から定宿にしている「シェラトン・グランデ・オーシャン・リゾート」の部屋はその分、スイング動画を見ながら素振りを繰り返しても支障のない広さがあり、うってつけ。

初めて宮崎に来た3年前は右も左もわからず試合後も、ホテルから一歩も出なかったが、昨年から知人の案内で市内に繰り出し、味をしめた。
まず宮崎地鶏を食べて、デザートに名物大福を買い、最後は釜揚げうどんでシメるのが、近頃お気に入りの定番コースだ。
特に釜揚げうどんの名店は、いつも「お腹いっぱいで入らない」と言いながらも、ちゃっかり2杯目をおかわりして、ニンマリだ。

毎日、宮崎のソウルフードで英気を養い2日目も元気も一杯。
今週は、地元宮崎の日章学園高校ゴルフ部のみなさんが、毎日ボランティアで運営のお手伝いをしてくれており、この日は1年生の永嶋花音さんの前で、良いお手本を見せられた。
「明日も今日のようなゴルフが出来たら」。
ケプカに負けじと、日本ツアーの意地を見せる。



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