日亜共同主管の今大会。初日は、日本ツアー勢が優勢を誇る中で気を吐いたのは、亜ツアーを代表するタイ出身の28歳。
舌もかみそうな長い名前だ。
パビット・タンカモルプラスート。
もう半年以上も、ドライバーショットで悩んでいる。「ティショットが安定しない。頑張って調整しているが、ダメ」と、母国の英雄のアドバイスもあって、今大会では思い切って、ドライバーをバッグから抜いた。

先週は、大型台風の影響で月曜日まで持ち越された日本シニアオープンで、連覇を達成したマークセン。
「日本では、そんなに飛ばす必要はない」と言われた通りにスプーンで丁寧にフェアウェイを捕らえてうねるグリーンは、確実にバーディが獲れる面を狙って、6アンダーで回ってきた。

主戦場のアジアンツアーで2013年に1勝。
昨年の賞金ランキングは10位の資格で、今季は欧州ツアーにも、挑戦している。

今大会ではプロアマ合わせて18カ国132人が出ているが、そのうち17人が、世界中で着実に勢力図を広げているタイ選手だ。
今週はそれらを一手に束ねるマークセンを牽引役に、また新たなスター誕生となりますか。