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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2016

満員御礼! 古閑美保さんの観戦ツアーは最終日にも

スリクソンの契約プロとして、2014年の初回大会から、表彰式でプレゼンターをつとめてくださったり、会場で福島の野菜を配って安全をアピールしたり。昨年は、月曜日から会場に来て、ジュニアとゴルフをしたり。

毎年、大活躍の古閑さんが今年は自身初の観戦ツアーに挑戦した。

この日、23日の“初日”は、午前午後とも定員20人に対して、261人もの応募があり、改めてその人気ぶりがうかがえた。

「私は、前の日から考えるとかしない」と、リハーサルなしのぶっつけ本番の解説は、賞金女王としての経験にも裏打ちされて、どれも興味深いものばかり。
いつも気さくな古閑さんとコースをそぞろ歩きながら、参加者も次々と質問をぶつけてこられて「その場で起こったこと、聞かれたことを瞬発的に話しました」と、打てば響くガイドぶりが好評だった。

「ゴルフはプレーに4、5時間かかるので、私は打つ時しかゴルフのことを考えていなかったとか、私は守りながらと言ったら、イメージが違ったと。例えば今日の16番みたいに、ピンが左奥で左が池だったら、一番やっちゃいけないことをまず考えて、とかマネジメントの話しを」。

そして、どの説明にも「私は特殊な部分があるので“私だったら”と」。必ず付け加えるのも、忘れなかったという。
「実際にプレーしていたときよりも今はゴルフについて、深く考えているので、上手く伝えられたと思う。アマチュアの方の参考になったらいいな」と、話した。

今年は、4月に古閑さんの地元熊本でも大きな地震が起きて、なおさら5年前の東北での被害も、人ごとではなくなった。
「熊本では家が倒れたり、福島と状況は違うけど、被害は一緒なので」と、今年はなおさら、福島の復興を願う気持ちが古閑さんにも強い。
それだけに、少しでも盛り上げようと、この日の解説にも力がこもった。

24日日曜日も古閑さんの観戦ツアーは、実施されます。詳細はこちら