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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2016

藤田寛之は「残り5試合にしたい」

シーズン終盤のこの時期に、賞金ランク40位は賞金王に輝いた2012年から見ても、ワースト記録といってもいいのではないだろうか。

5月の関西オープンの8位が、今季の自己ベスト。
怪我に苦しめられた昨年、一昨年と比べて体の状態は、「今年が一番、良い」と言い切れるからこそ、それがまた本人には忸怩たる思い。

初日の6位タイについ、言った。
「お久しぶりです」。
この日は、難しい総武で67で回れたが、調子が良いのか悪いのか。
「良いとは言えない。でも普通・・・とも言いたくないし、悪いと言わせてもらいたいけど、悪いとは思いたくない」と、なんだか禅問答の後に「今はすべてにおいて悪い。合格点にはほど遠い」。

47歳になっても練習の虫は、相変わらず練習場で試行錯誤を繰り返して「なんとか、今年は残り“5試合”になれるよう、頑張っている」。
というのも、シーズン最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップは30人しか出られず、同ランクは31位に終わった昨年は、ついに出場記録が途絶えてしまって本当に、悔しかった。

今年はこのままでは終われない。
「最終日に10位とか、5位とかにいかなきゃ。初日がいいから2日目もいいと思ってはいけない状態なので、2日目、3日目とこういうスコアを出せる日が増えていくことが大事」と、気を引き締め直したベテランだ。

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